平成30年5月8日に講演会「道路・水路をめぐる境界立会い ~実務と課題~」を開催しました

平成30年5月8日に講演会「道路・水路をめぐる境界立会い ~実務と課題~」を開催しました

 さる,平成30年5月8日,ホテルグランヴィア広島にて愛知学院大学 法務支援センター所長・教授 田中 淳子(たなか あつこ)様による講演会「道路・水路をめぐる境界立会い ~実務と課題~」を開催いたしました。今回は,県市町の公共施設の管理等に携われる官公署職員様にも多数ご出席いただき,土地家屋調査士を含め120名近い多くの方々にご聴講いただきました。

 この度の講演は,筆界の立会い業務をめぐる諸問題に関して,現在の土地制度から見える課題・問題点を共有することにより,行政として何をするべきか,また私たち不動産に携わる資格者はどう係わっていくべきかを考える機会にとなればと思い,私共,公嘱協会が企画させていただきました。

講演は,
1.土地法制と立会い業務にかかわる近時の諸問題(総論)
2.道路をめぐる境界問題(各論)
3.譲与財産と境界立会いをめぐる問題
4.官民境界画定補助業務をめぐる問題
以上4点について約3時間にわたりました。

ご出席いただいた方々からは,所有権界・筆界のそれぞれの特性について理解が深まった,判例についての詳細な解説などが今後の業務への取り組みに対し大変参考になったとのお声を多くいただきました。

 今後,公共事業に携われる官公署職員の皆様や我々土地家屋調査士が,講演で学んだ法律知識や立会いにまつわる問題点を共有し,公共事業を円滑に実施し,共に責任を果たすよう努力いたします。

 田中淳子様には遠方からお越しいただき,また,ご多忙の折の厳しいスケジュールのなか講演をお引き受けくださったことに改めて感謝申し上げます。

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